個別指導への道

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多数の個別指導塾が乱立

一九九〇年代半ばから個別指導塾が勢いを増し、現在は大手や小規模フランチャイズなど多数の個別指導塾が乱立している。指導料や、形態(講師一人対生徒一人から講師複数対生徒四〇人くらいまで)もさまざまである。生徒も補習・受験……小学生・中学生・高校生・浪人生とさまざまだが、ここでは中学受験での個別指導について説明しておきたい。六年生になると学習内容が高度化し、算数を中心に伸び悩みを見せる生徒が必ずいる。そういったときに個別指導は魅力的に映る。一度相談に行こうものなら、営業力のある個別指導塾からは、「大手塾は個人差無視の画一指導だから伸びるわけありませんよ」「塾のお客さんになってしまっていませんか?」などと、いろいろな言葉で勧誘電話がかかってくる。親としても思い当たる節もあるもので、申し込む人も多い。

マイナスイメージを帯びた受験勉強

昔と比べて、いわゆる受験秀才の相対的な価値はより高いものとなっていく。数学力や英語能力だけでなく国語の読解力ですら、多くの大学生があてにならないのであれば、企業の側も防衛的な意味で名門大学出身者を選ぶだろう。また受験によって大学に入る学生が二〇万人という時代では、努力や競争の体験をしているという意味でも、かつて体育会系の学生が喜ばれたように、大学受験経験者が望まれる可能性は高い。しかし、そのような表層的な意味だけでなく、大学受験勉強のメリットやデメリットを検討したり、メリットがあるとすればそれをどのように伸ばすべきかを考えたり、デメリットに関しては、それが生じない方法論がないかなどを、心理学、とくに認知心理学や精神医学の立場から見ていく必要がある。そして、あまりにマイナスイメージを帯びてしまった受験勉強が多少なりとも復権し、子どもたちの学力が再建されることを願う。

英語学習には、努力が必要

英語学習に挫折した日本人の多くは、従来の文法・読解中心の英語教育を批判する。そして、いつまでたっても英語が使えるようにならないのは、役に立たない英語ばかり教える学校教育のせいである、それが証拠に、海外勤務になってがむしゃらに「生きた英語」で仕事をしているうちにちゃんと英語で話が通じるようになった、というようなことを言う。だが、文法や文体技巧を無視した「生きた英語」、「通じる英語」とは、じつは「ベルンさん言葉」に相当する「ピジン英語」でしかない。とても政治や文化を語ることのできる英語ではないのである。中学や高校で六年間も英語を勉強するのにさっぱり英語が使えないのは、文法・読解中心の授業が悪いからではない。バーンにとっての日本語同様、そもそも日本人にとって英語が習得困難な言語だからだ。本気で英語を習得しようと思ったら、多くの時間と労力を犠牲にして、とてつもない努力をしなければならない。ここのところをもう一度しっかりと認識しておく必要がある。
[参考サイト] 100円オンライン英会話のぐんぐん英会話

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